ARCHIWARE P5 (アーキウェア ピーファイブ)
ARCHIWARE P5 (アーキウェア・ピーファイブ)は、クロスプラットフォーム・クロスネットワーク対応のデータマネジメント&データセキュリティソリューションです。ワークステーションおよびクライアントのバックアップから、サーババックアップ、レプリケーション、ディープアーカイブまで、エンタープライズレベルの強力なデータセキュリティとデータマネジメントを提供しながら、すべての設定・モニタリング操作は、すべてウェブブラウザから行えます。
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Archiware P5の新機能
■ Archiware P5の新機能
P5 の導入はこれまでになく簡単になりました。初めて触れるユーザーでも、P5 Backup、Synchronize、Archiveのセットアップアシスタントが、簡単な3ステップの手順で運用開始へと導きます。バックアッププラ ンの設定も数分で完了し、導入直後からすぐに運用が開始できます。
Archiware P5の新バージョン「P5 version 7」
● クラウドおよびディスク向けの「コンテナ」ストレージエンジン
バージョン7に新たに追加された新しいストレージフォーマットです。仮想テープの概念から脱却し、従来のマルチボリュームは、ディスクやクラウドストレージへの新たなアクセス手段となる、単一の「ストレージコンテナ」として刷新されました。必要に応じて後から容量を追加できる可変サイズの柔軟な「コンテナ」は、クラウドのオブジェクトストレージとの連携に最適です。
複数の並列読み込み/書き込みに性能を落とすことなく対応しています。さらに細密なバックアップデータの経時リサイクルにも対応し、クラウドストレージの容量消費節減の面においても最良のクラウドバックアップソリューションとなっています。
コンテナストレージに関する参考記事(英文)
https://blog.archiware.com/blog/p5-version-7-new-container-format-concept-and-benefits/
● よりシンプルに。進化したストレージ管理機能
ディスクやクラウドを設定する際のストレージ管理操作の負担が大幅に低減されました。タブベースのストレージマネージャーにより、テープ、ディスク、クラウドストレージの設定を単一の操作画面で実現します。
● ディスクおよびクラウドストレージのベアメタルリカバリに完全対応
新機能のコンテナボリュームを使用すると、P5は実行されるすべてのジョブごとに設定・コンフィグおよびバックアップインデックスを自動的にディスクおよびクラウド上に保存します。クラウドやディスクからのP5サーバーのフルリカバリがGUIからの数クリック操作で実現します。
● クラウドへの書き込み時のローカルキャッシュストレージの使用を最小化
ローカルディスクをデータアップロードの準備に限定して使用することで、クラウドオブジェクトストレージへのバックアップおよびアーカイブに必要なローカルストレージ容量を従来の数分の一に抑えました。
● LZ4による圧縮率改善
ディスク/クラウドストレージへの書き込み時に最新の圧縮アルゴリズムを採用することで、高速転送と省ディスクスペースを実現しました。
● S3 Glacier対応、ディープアーカイブを強化
S3へのバックアップまたはアーカイブの際の「Deep Archive」オプションに完全対応。データの復元時には必要なオブジェクトを一括要求し、クラウドオブジェクトが利用可能になるまで待機します。
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LTFS対応
■ LTFSに対応 (P5 Archive)
● LTFSでもメタデータ管理やプレビュー、インデックスでの体系的なアーカイブが可能に。
Archiware P5 バージョン6.1以降で、Archiwareが独自に新開発したクロスプラットフォームLTFSドライバが標準装備されます。
Archiware P5 Archiveを LTFSで利用することで、従来の単純なLTFSフォーマットの読み書きだけを可能にするソフトウェアとは全く異なった、メタデータやサムネイル、プレビュー動画などインデックス情報を伴った体系的なデータ保存を可能にします。
LTFSの接続方法として他製品で一般的に採用されているオープンソースの「FUSE」の利用を排除し、ISO/IECの互換性を完全に保ちながらテープメディアの直接操作を実現しました。
● P5 Archive でLTFSでフォーマットされたLTOテープへのアーカイブが可能に
インデックスデータを利用して体系的にデータを管理することで、サイムネイルやプレビュー、メタデータを利用した検索、世代管理とともに保存したデータの利用価値を高めます。
これまでのArchiware独自の「P5ボリュームフォーマット」に限られていた機能が、「LTFS」でも利用できるようになりました。
● P5 volume format 「P5ボリュームフォーマット」および「LTFS」について
「P5ボリュームフォーマット」は、Archiware 製品に過去20年間にわたって採用されてきたデータ形式です。対応プラットフォーム間でのデータ互換を確保しながら、ブロックレベルのクローン、複数のテープ装置による同時並列書き込みやデータ圧縮、暗号化を備えつつ、文字コードセットによる制約を排除した実績のある保存形式です。
国際標準規格(ISO/IEC 20919:2016)として制定されたLTFSは、異なるメーカー間でも互換性の保たれたテープフォーマットであり、P5シリーズではすべての対応プラットフォーム上で動作します。
「P5ボリュームフォーマット」および「LTFS」両形式で、複数のテープをまたいで大きなデータを保存するスパンニングが可能です。最初にストレージプールを作成し、「P5ボリュームフォーマット」(P5 Native)または「LTFS」での保存指定が可能です。
クラウド対応
■ クラウド対応
アー キウェアP5は、Archiware社独自のユニバーサルクラウドコネクタソフトウェア「WingFS」を統合し、多様なクラウドサービスへの接続を実現 しました。これにより P5 Synchronizeを使って、Amazon S3, Google Drive and Google Cloud Storageといった主要クラウドサービス間とデータを同期することができます。P5 Synchronize はこれらのクラウド上のデータをローカルストレージに同期・バックアップすることができます。クラウド上のデータのデータの保護を、クラウドサービスに完 全に依存しきった状態から、データ所有者自らが保護することができます。
(注 WingFSおよび MediaLTFSは別途ダウンロードが必要です。いずれのソフトウェアも2013年5月現在 Mac OS Xのみに対応しています)
■ P5のテクノロジー
アーキウェアP5は、SQLiteをインデックス他の内部データベースエンジンとして採用。インデックスが4GBに制約されていた問題は過去のものとなりました。インデックスサイズの制約が取り払われたP5は将来への改良性を強めました。
「P5 Backup」、「P5 Archive」のスナップショット機能は、プロジェクトの過去の特定の時間のデータを再現できる「ポイント・イン・タイム・リストア」を新たに備えました。
増分アーカイブ
■ アーカイブとアセットマネジメント
● 増分アーカイブ
新たに、変更が加えられたデータのみに対してアーカイブを実行する、「増分アーカイブ」がアーカイブオプションに加わりました。ファイルへの変更をトリガーに、新たなバージョンのアーカイブが、各ファイルのオーバービュー画面に追加されます。
● 「アーカイブオーバービュー」画面
「P5 Archive」のリストア機能の一部として新たに追加されたオーバービュー画面により、アーカイブアセットの閲覧性を大幅に向上。オーバービュー画面の 中でファイルストラクチャ、選択されたアセットとそのメタデータをサムネイルとともに同時に閲覧可能。その状態からクリック操作ひとつで各ファイルのバー ジョンへのアクセスが可能です。(詳細については増分アーカイブも参照ください)
プレビューの表示はディスプレイサイズの変更に合わせてP5アーカイブのオーバービュー画面で調節ができます。
SQLクエリー生成オプションを新規追加し、MAMやDAMなど、外部のサードパーティ製ソフトウェアとの親和性を高めました。
●プリ定義可能なメタデータフィールド
プリ定義可能なメタデータフィールドにより、必須項目のメタデータをアーカイブされるアセットに対して指定することができます。アーカイブ全体にわたってメタデータの一貫性を維持できるように必須項目プルダウンメニューにより提供されています。
● ページングと検索
「P5 Archive」に搭載されたページング機能は各ページごとに標示されるアセットに制限した読み込みを行うことで閲覧を高速化し、特にデータセットの規模が大きくなるにしたがって有効です。
さらにアルゴリズムを強化した検索エンジンを搭載し、検索の高速化に加えてサムネイル表示機能を追加。同じウィンドウのなかで簡単、素早く閲覧と検索モードを切り替えることができます。