フルとして動作する増分アーカイブ

P5のログには、次のように書かれていました:

... Notice: ARCHIVE: plan '10008', host 'localhost', filter '', pool 'AB_Archive', copypool '', index 'Default-Archive'
... Warning: Reverting to full due to alternating root: /Data_Archive_Folder/112345KJ

アーカイブプランのデフォルトのインデックスオプションは以下の通りです:

インデックスパスのオプション: 'オリジナルパス'

&

パスプレフィクス: '拡張なし'

これらのデフォルトのオプションは、P5がアーカイブ・インデックスの管理を担当するようにします。
アーカイブされたファイルはすべて、元のソースパスの下に見つけることができます。
複数回アーカイブされた場合、P5が管理するアーカイブのスナップショットを見れば、簡単に検出することができます。

「Reverting to full due to alternating root」とは、アーカイブするデータをアーカイブインデックスデータベースに挿入する際に、
お客様がカスタムインデックスルートパスを使用したことを意味します。しかしこの場合、同じファイルが、インデックスパス「/a/b/c/d」でアーカイブされ、
次は「/b/c/d」、次は「/b」などでバックアップされたかどうかをP5が知ることは不可能になるのです。このような状況では、増分アーカイブは機能しません。
P5がファイルをアーカイブしたかどうかを判断する唯一の方法は、アーカイブするすべてのファイルとアーカイブインデックスデータベースのすべてのファイルエントリーを比較することですが、これは単に実現不可能なことです。

アーカイブプランが標準設定(「オリジナルパス」と「拡張なし」)で構成されている場合、手動アーカイブジョブのインデックス場所を指定することは、
使用しているアーカイブプランでカスタムインデックスルートパスを指定することと同じであることに注意してください。指定されたカスタムパスは、
P5がアーカイブするデータをインデックスデータベースに挿入する場所です。したがって、増分アーカイブジョブとして実行したい手動アーカイブジョブを実行する場合、
アーカイブプランのインデックス設定が上記のデフォルトに設定されていること、および手動アーカイブ設定でカスタムインデックスパスを指定していないことを確認してください。